三之丸天王祭〜新道町 殺生石(せっしょうせき)車

◇明治12年頃の殺生石車 岩田高典氏蔵

文政10年(1827)以前の作。 昭和20年戦災にて焼失。
名古屋村の見舞車五輛の内の一つで、新道町で造られる。
文政10年(1827)殺生石車に替る。

●人形

能楽の「殺生石」より取材したもので大将人形に玄翁和尚を据へ前に岩石を置く。
岩石を鉄の如意で打ち割ると、中から金毛八尾の狐が飛びだしてきて跳びまわり、それを童子が追い回す。

●大幕

猩々緋の無地に縁取りがある。

●水引幕

金襴の水引幕。