第5回で触れたように早朝の建中寺公園で3人のデジカメの時刻を合わせたが、後日集まった画像を調べてみたら若干の調整が必要だった.
私の画像記録時間を基準にすると、星氏のカメラは37秒、バナナ氏は45秒進んでいた.
時報でヨーイドンと合わせた訳ではないので1分以内の誤差は出て当然だろう.
また、その場に居合わせなかったチョコ氏は8秒差、吾一氏はなんと2分5秒遅れと大幅な狂いがあった.
実はデジカメや車の時計の精度は随分アバウトなのである.買ったときにセットしたままって人が多いのだろうが、年に一度は確認されたほうが良いだろう.
さらに、海外旅行などに行かれるときも現地時間に合わせた方が何かと便利だと思う.(ただし戻し忘れると大変だが)
ま、300年から比べたら1分くらいの誤差などどうでもいいようなものだが・・・
この調整時間のプラスマイナス、どうやって調べたかというと.
実にアナログな手法で、若宮八幡社や東照宮で同じシーンを撮った画像がないか画像を並べて照合したのだ.
例えばA車が立ちきった瞬間をB氏とC氏が同時にシャッターを切ったと思われる画像があれば、その記録時間差がわかる.
別のD車でB氏とE氏の差が判れば、相対的にB,C,E氏の差が計算出来る.そうやって複数のシーンを見比べ、最大公約数的な数値を出したのだ.
撮影時間の修正には「F6Exif」というフリーソフトを使用した.
F6Exifは画像データから撮影時間を抽出して、年月日時分秒単位で加減算して書き戻してくれる.
そしてファイル名を次のような規則的なファイル名に付け替えた.
071525_N0123.JPG
7時15分25秒にN(nova)が撮った123枚目の画像という意味だ.
これはAdobe社の「LightRoom」を使用した.
LightRoomは元がどんなファイル名であっても、その撮影時間と撮影者、連番を付加するまでを一発でやってのける.
こうして全員の画像を一つのフォルダに入れてファイル名順に並べ替えると、一連の出来事を時系列で見る事が出来る.
例えば若宮八幡社で神皇車が拝殿に正面を向ける(90°回転)ときに約30秒間で42枚撮っていた.
参考のため写真を順番に並べて動画にしてみた.
観賞用に製作した訳ではないので綺麗ではないが、多方面から微細に撮られている事、なぜ秒単位で撮影時間を修正したかったのかお判りいただけるだろう.(それでも微妙にずれている気がするが)
(個々の色合いが違うのはレタッチ前の画像を使用しているためで、いずれ画質は統一したいと思う)
同様に鹿子神車も・・・と思ったが、本八重(450°回転)で約90枚.面倒なのでやめた.
9輌の山車が若宮八幡社間際まで近づいているのだから、早く次に進んで欲しいとお思いだろう.
こんな事をグダグタと書き連ねているのは、この撮影時間を調節するのにちょっと手間取っていたせいもあるのだ.
若宮八幡社曳き込みの日記は次回・・・いや次々回には必ず.