大山車まつり日記

第5回 建中寺、そして時を合わせて

前夜名古屋入りして、那古野神社近くのパーキングで待機仮眠していた星氏、バナナ氏、そして私で東区筒井町の建中寺まで車で移動した.
ただ・・・私が万事石橋を叩いて渡る性格ゆえ、この日もマージンを見込んで前倒しの行動となり、二人の寝起きを襲う事になってしまった.

無論私に反省など全くないのだが・・・


6時24分 山車収納庫から本陣に向かう神皇車(N)

さらに早朝のこととて、建中寺にも早く着きすぎてしまった.
まだ、神皇車本陣周辺に人影は少なく、6時20分過ぎになって神皇車が若連によって本陣前に据え置かれた.大山車まつりで最初に遭遇した山車は神皇車であった.
喫茶店でゆっくり語らいながらモーニングコーヒーとも思ったのだが、筒井町商店街は未だ眠りから覚めていない.筒井町に来れば恒例のコメダもまだ閉まっている.

そんな訳で冒頭の、建中寺公園のベンチで缶コーヒーを飲みながら打合せというシーン.

事前にSNSで打合せをしているので、ここではその再確認だけでよい.
そして私からデジタルカメラの時間を合わせようと提案をしたのだが、これが後で大変な事になるとはこの時には思いもしなかったが・・・
この失態は後ほど恥を忍んで書かねばなるまい.

時を合わせる

なぜカメラの時間を合わせるかというと、デジタルカメラの画像ファイルには画像そのもの以外に、EXIFデータといってシャッター速度等の撮影データから使用レンズ、撮影時の焦点距離、ストロボの使用有無などの情報も同時に記録される仕組みになっている.

その中に撮影時間もあって、これはシャッターを切ったときの年月日から時分秒まで記録されている.
7名で撮った写真データを1台のパソコンに放り込み、撮影日時で並べ替えると、大山車まつりの出来事を時系列でつぶさに見ることが出来るようになる


EXIFデータの一部

例えば若宮八幡社で各山車は1輛ずつ神前に曳き出し奉納するが、ここだけは撮影者7名全員が揃っている.1輛の山車を同じアングルから撮らないよう分散して撮ったのだが、画像が時系列に並んでいなければ後で何かと都合が悪いのだ.

また、7名がバラバラの場所で撮った画像も、時間を追って確認が可能となる.
11時に私がA通でB車を撮っている頃、バナナ氏はC通でD車を撮っていた.同じ時刻星氏はE町あたりでF車という具合.
時系列にすれば13輛それぞれの山車の動きが手に取るようにわかるようになる.

ただ、これも7台のカメラすべての記録時間が正確だという前提で、1分でもずれていると途端に整合性が悪くなる.

そんな訳で撮影量の多い3人だけでも時間を合わせておこうという算段.

※後日7人全ての画像データを調べてみたところ数秒から数十秒単位でずれていることが判明した.
大勢には影響ないものの近視眼的にみると面白く無い現象が起きる.
いまは手つかずだが、いずれ1台のカメラの時刻を標準に時間差分を修正させておくべきかと.(平成12年某月秒単位まで修正した)