那古野神社は「なごやじんじゃ」と読む。
パソコンやスマホの漢字変換は学習効果でよく使う単語が最初に候補として上がるから、私の場合「なごやじんじゃ」と打っても「那古野神社」と一発で変換される。
ヨメのスマホで試してみたら「名古屋ジンジャー」
私に内緒で生姜焼きでも食べたのか?
話を戻すが、名古屋市民でもどれくらいの人が「那古野神社」を正確に読めるだろうか。
戦国時代、今川義元が築城し、後に織田信長の居城となったのが「那古野城(なごやじょう)」である。
ややこしくなったのは、江戸時代以前から愛知県愛知郡に存在した那古野村(なごやむら)が、1898年(明治31年)に名古屋市(なごやし)に編入された際、那古野町(なごのちょう)となったことだ。
そのため、現在名古屋市西区と中村区両区にある那古野一丁目は「なごの」と読む。
さらに紛らわしいのが、この那古野神社からほど近い西区にある「なごや小学校」だ。近年3校が合併してできた小学校だが、その前身は「那古野(なごの)小学校」であり「なごの小学校」が「なごや小学校」になったのである。
どう読むか考えるのが面倒だから、「えーい、ひらがなにしてしまえ」って?
くだらないことで行を費やしてしまった。
この那古野神社だが、拝殿前の提灯にある那古野神社の漢字の横には小さく「なごや」とフリガナが振ってあった。
伝聞ではあるが、那古野神社に電話すると「なごのじんじゃです」と応対するという。真偽のほどは定かではないが、確かめないでいただきたい・・・