長者町通に9輌が並び小休止に入った頃、私は事前に依頼されていた任務?を遂行するため東照宮に向かった。
この大山車まつりの企画実行に尽力した曳綱会の記念写真を撮るためだ。
総肝煎、肝煎ほか各山車の責任者が東照宮に参拝した。
長者町通は人でいっぱいだったのに、東照宮は思いの外静かだった。
曳絆会の皆さんは何を願ったのだろうか。
無事実施できた感謝の御礼だったのか。
撮影が終わるとドッと疲れが出た。
昼食を食べる時間を惜しんで撮り続けていたので、空腹もある。
だが、それより今は座って休みたい。
「お~い、コーヒーが飲みたいぞ、コーヒーだ、コーヒー!」
と、叫んでみた。
賛同してくれた仲間を誘い喫茶店を探す。土曜日の丸の内だから期待できないかと思ったが、思ったより近くに静かな喫茶店を見つけた。
その喫茶店の場所も今となっては思い出せない。
それだけ疲れ果てていたということか。
メモを見ると仲間5人となぜか若宮の囃子方が一人混じっていたと書いてあった。
当時流行っていたmixiの投稿コピーを見たら
朝、筒井をスタートしてからほとんど休憩してないんだもの.
少し体力回復です.
ドラクエのホイミの呪文です.
あやうくカメラを忘れて店を出そうだったのは・・・ 』
と嬉しそうに書いてあった。
多分楽しいひとときだったのだろう。