名古屋城正門をくぐりぬける唐子車(K)
屋根を外した有松唐子車から名古屋城正門を通り抜ける。
高さはギリギリだが事前に測量してあるので接触する心配はない。
無事4輌が正門をくぐり抜け西之丸に入った。
名古屋城正門はかつて西之丸にあった榎多御門(えのきだごもん)が明治24年の濃尾大地震で大破したため、明治43年に旧江戸城内から蓮池御門を移築し「名古屋城正門」とした。
しかしこの門も1945年(昭和20年)の名古屋大空襲で焼失し、昭和34年の天守閣再建時に往時の外観のまま鉄筋コンクリートで再建されたもの。
前述したが、「本町御門」と「御園御門」は迫り上げ装置で屋根を下げることによって山車は通過することができた。
しかし、現在正門としている旧蓮池御門はこれら2門より開口高が低いために、屋根を解体しなければならなかった。