片端筋(外堀通)を西に向かい、左手に那古野神社と東照宮の裏手を通り過ぎると、まもなく長島町通。この角を左(南)に曲がると東照宮の幟が見えてきた。このあたりは東照宮境内の木立とともに、大きな大きな街路樹が生い茂っており緑の多さに驚く。
赤と緑は補色の関係にあり、格別に幕の赤さが際立つように思える。
さて、この緑のトンネルをくぐって先頭の福禄寿車が東照宮の鳥居前にやってきた。
これから東照宮にからくり人形の奉納となる。
この東照宮は後述する那古野神社と東西に並んでいるが、両社ともに元々は名古屋城内に鎮座していた。明治8年(1875)年明倫堂の跡地だった現在地に遷座している。
東照宮、那古野神社ともに南向きに建てられているが、鳥居(参道入口)は東照宮が長島町通に面した西側にあり、那古野神社は長者町通に面した東向きに鳥居が立っている。この両社は境内で繋がっている。
境内は広くなく、鳥居もあって山車は境内には入ることができないので鳥居前に山車を向けからくり人形の奉納となった。