大山車まつり日記

第3回 仲間

大山車まつりの全てを記録するのは簡単な事である.13名がカメラを持ってずっと1輛の山車に張り付いておればいい.
だが、これは現実的ではない.名古屋の山車祭礼の知識と経験があり、一定の技量を持って鑑賞に堪えうる写真を撮れる人物を13名揃えることは私には困難である.
また仮に揃ったとしても、100年に一度の大行事を1輛の山車を通してしか見られないのを承知で依頼する訳にはいかない.

もちろん私だって嫌である.全てではないにしろ、あれも見たい、これも見たい.

だが・・・・よく考えたらこの大山車まつりに参加した何千名もの祭人、その多くは自町の山車もしくはその前後の山車を通した大山車まつりしか見ていないのではないだろうか.
であれば尚更彼らこそ、この一連の記録は有効なのかもしれない.

さて、大山車まつりを全て記録する事は難しいとしても、主要な部分だけでも網羅した記録だったら出来るだろう.
少人数でも手分けして撮れたらいいなと.
気心の知れた数人に声を掛けてみたところ、二つ返事で了承を得たのだった.
これまで所々で「我々の・・・」と複数形で書いているのは、そんな理由からである.

仲間

ここで私の趣旨に賛同してくれた人物を紹介しておこう.(賛同と言えば聞こえはいいが、断るに断れず私の毒牙に掛かった被害者なのかもしれないが)
まずは年齢順に